トリタン調達・加工はお任せください
こんにちは 営業部の小澤です。
9月に入り、いきなり涼しくなりましたね。
私は蝉の鳴き声が聴こえなくなるまでを「夏」としているので、
まだ大丈夫。
まだ夏です!
さて、本日はちょくちょくお問合せを頂くトリタン( Thoriated Tungsten )についてお話ししようと思います。
トリタンとは?
トリウムタングステンは、タングステンにトリウムを添加したもので、高融点、耐震性、熱電子放出性、仕事関数低減などの特性を持っています。
ただしご存知の通り、トリタンは環境問題の側面から材料の入手がなかなか難しく、完成品においてもガイドラインによる規制の対象となっています 。
トリタンを使うメリットとは?
この特性が必要なフィラメントや電極があります。
溶接用の電極棒だけでなく、キセノンランプや電子レンジなどにも使用され、私たちの生活を支えてくれています。
トリタンを使うメリットは(以前の芭蕉のブログから引用させてもらいます)
■トリウムを添加
→ 仕事関数が下がる
→ 低温で電子が飛びやすく(放電しやすく)なる
→ 電極、フィラメントの寿命が長くなる
つまり、ランプの長寿命化につながるということ
トリタン材調達します
国内の生産終了に備え、数年前から弊社では海外材料調達先を探してまいりました。
中国材料は比較的低価格で入手できコストを抑えられますが、品質が良くないこともあります。
きちんと物性評価し品質をクリアした物のみを取り扱っています。
4年前のちょうど今ごろは中国工場を直接訪問していました(コロナ禍でしばらく行けなくなってしまいましたが…)
18社を訪問するハードスケジュールの出張↓
https://www.takeishi.co.jp/wp/staffblog/?p=3117
最近も「トリタン扱ってない?」とお声がけをいただくことがあります。
ワイヤーやロッドなどの材料調達から、マグネトロンフィラメントや電極の製造まで一括して行っています。
トリタンに限らず、特殊材料の調達も行っております。
輸入材は営業の島田・小澤が手配しますので、
材料入手にお困りの方はぜひ一度ご相談ください。