技術情報
初めての穴あけ
生産技術を担当している矢後です。
今年も一月半ばを過ぎ今週の初めには雪も降り寒さ全快ですが、そんなことよりも
そろそろやってくる“花粉”との戦いを考えると憂鬱でしかたありません。
花粉症である私は、過去にも薬を変えたり良いといわれる物を摂取したりしましたが、
“コレだ”という物に巡り合えていません。今年も毎日、薬を飲みながらティシュと仲良く過ごして行くことになりそうです。
今回は、検査治具の復活です。ある製品の増産に伴い以前に使用していて現在は、遊休状態で保管(?)
されていた検査治具を使用しょうとしたところ、画像のように破損していて使用出来ない状態でした。
単純に言えば割れている部品を交換するだけなのですが、材質がガラスの為、簡単には
いきませんでした。近隣にガラス屋さんでもあれば良いのですが・・・。
先ずは、ガラスの準備ですが日頃利用している某通販メーカーより取り寄せましたが、
選定時に穴を4箇所までしか指定出来なかった為、残り4箇所を空ける事になり、
ガラス用のキリも同時に用意しました。
何十年かこの業務をしていて、金属類・樹脂類・木に穴あけは経験していますが、
ガラスに穴あけは初めてです。(割ったり、手を切ったりはありますが・・・)
ネット等で調べ、冷却しながら慎重に穴空けを実施しました。
加工後
組付後
ガラスへの穴空け作業は初めてで慎重に行った為、ミスすることなく無事に
終了しました。ただ、アニメやTVのように容易には出来ないという事がわかりました。
私にとっては今までに有るようでなかった事が経験出来たので、今後の設備・治具等の
設計業務に、“有るようで無い・無いようで有る”という発想も取入れていきたいと思います。
2018-01-26