JASIS 2016 視察
こんにちは、技術開発部の木村です。
9/7(水)~9/9(金)に幕張メッセで開催されたJASIS 2016に視察に行って来ました。
今回は、その会場の様子などを交えて、当社が関わる内容について書いていきたいと思います。
前日まで曇り空でしたが、この日は朝から晴れてとても暑かったので、いつもなら歩く距離ですが、海浜幕張駅から無料シャトルバスに乗って会場まで。
(建物正面)
(会場正面口)
皆さんご存知かもしれませんが、このJASIS展は、日本分析機器工業会と日本科学機器協会の共催で、分析、計測機器やそれらに関わる設備、関連製品が一堂に集まる展示会です。
ものづくりをしている当社にとっては、作った製品の表面観察を行ったり、元素特定の分析を行ったりと評価、解析には不可欠な機器もあり、また、液体のpH管理、流体機器など社内設備にも一役買っているものばかりです。
一方、この会場には、当社のお客先が多数出展されています。
分析機器に使用されている様々なランプ、X線用フィラメントや電子銃のフィラメント及び、それら関連部品などなど。
日頃お世話になっているお客先とのお打合せ、ご挨拶と技術情報の収集と、未来のお客様との出会いを求めて会場をくまなく回りました。
(会場内風景)
この展示会では、色々な技術セミナーが数多く用意されており、新技術動向、基礎入門、各出展メーカーによる製品説明、それぞれのレベル、目的に合わせて聴衆できるのがうれしいです。
会場全体の展示イメージとしては、食品関係、医療関係をテーマにとらえたものが多く、その品質に対する安全、安心への要求の強さがうかがえました。
高品質、高精度が求められるようなハイスペック装置は、日本国内でしか製造できない話もあるようなので、これらに使用される部品に対しての要求も当然厳しくなります。
当社も部品加工、溶接、組立、熱処理・表面処理技術など、日々、技術研鑽していかなくては、とあらためて感じました。
今回の展示会と関係するような部品として、X線のピンホールコリメータの細穴加工(タングステン製)の写真を載せてみました。
それと、とことん鏡面まで磨き上げたプレート(モリブデン製)の写真を合わせて。
(穴サイズφ0.1×0.5:タングステン)
(面粗さ RMS2.1μm:モリブデン)
ワークに写っているのはカメラのレンズフレームです。
上の写真はあくまで一例ですが、こんな加工できる?こんな事にトライしてほしい、などございましたら、是非お問合せ下さい。