低仕事関数の含浸フィラメントカソード
こんにちは 営業課の小澤です。
先日 、タングステン・モリブデン工業会主催の「タンモリ工業会セミナー」が開催されました。
レアメタルの現状や新開発などについて情報交換を行うセミナーなのですが、今回当社からは開発の金野が登壇させて頂きました。
講演内容は
「照明分野から新分野への転換に向けた取り組み」
ということで、
照明のタングステンコイルから始まった当社ですが、
●45年培ったコイリング技術
●最大2,700℃の超高温熱処理(機能性材料開発焼結、コーティング、ろう付けなど)
●新設備を導入した微細・精密機械加工
など、これまでに伝統的に培った技術と新しい技術を融合させ、
照明以外の新分野の開拓をどのように進めているかについて発表しました。
新分野の開拓のため、新しい技術・製品に積極的にチャレンジ中です!
11/29(水)からの展示会では、これら多分野向けの製品を直接ご覧いただけます。
開発チームからも、今回の展示会で新しい製品をいくつか展示予定です。
その中の1つが「直熱型含浸フィラメントカソード」
(なんだか情報量の多い名前ですね。)
含浸しているため、仕事関数が低く「長寿命化」が期待でき、
大型ヒーターなどの産業分野で主に使用されています。
*電子源の長寿命化についてはこちら
▼岳石電気 イプロスページ
https://www.ipros.jp/catalog/detail/702091/
この含浸フィラメント、
なかなか加工が難しそうで、何度もトライを繰り返し完成しました。
Φ10~Φ40、15L~100Lの多サイズを展示予定です。
他にもさまざまな形状の含浸カソードがあり、こちらも展示致します。
長寿命の電子源にご興味のある方は、ぜひご覧にお越しください。
当日は、開発メンバーも直接ご相談にのります!
◆展示会 在駐 スタッフ
11/29(水)木村(技術)、森(開発)、島田(営業)
11/30(木)近藤(営業)、川上(技術)、島田(営業)
12/1(金)芭蕉(技術)、金野(開発)、小澤(営業)
多くの製品をお持ちする展示会は今年度はこの1回。
ぜひお待ちしております!
「高精度・難加工技術展」
▼11月29日(水)~12月1日(金)
▼@東京ビックサイト 西ホール (小間位置:K-056)
https://autumnfair.nikkan.co.jp/