「あかりの日」で思うこと。
10月21日は「あかりの日」です。
なぜ、「あかりの日」を10月21日にしたかというと、10月21日というのは、大昔にアメリカのトーマス・エジソンが京都でとれた竹の繊維を使用したフィラメントを使用して、白熱電球を世界で初めて一般に公開した日が10月21日だったからだそうです。日本では、1981年に、エジソンさんが白熱電球を、世に紹介した記念日として「あかりの日」を制定したそうです。日本の京都でとれた竹を使ったというのも、大きな理由の一つだと思います。「あかりの日」というのは、あまり浸透はされていない記念日で、他の国には多分ない、日本独特の日のようです。トーマス・エジソンというとGE(Genera. Electric)を思い出します。エジソンさんはご存じのように発明家で、GEを1878年に設立したことで有名です。
日本では照明をやっている会社がいろいろあります。LEDの普及で随分と様相が違ってきてしまいましたが、世界で3大照明メーカーをあげろと言われれば、アメリカのGE、オランダのPhilips(現Signify)、ドイツのOsramではないかという人が今でも多くいると思います。20年前に、ワールドトレードセンタービルが崩壊したのちに、瓦礫を取り除いたいわゆる、グラウンド・ゼロといわれる場所に、キセノンランプを夜空に向かって点灯して、ビルの姿を闇夜に浮かびあがらせ、9月11日に何が起こったのか、なぜ起こったのかを考えさせるのがその3大照明メーカーの一つのGEです。
暗い場所を明るくして、人々の暮らしを快適にするという、本来の”あかり”からは、ずれてしまった使用方法なのかもしれませんが、こういった”あかり”の使い方もあるのですね。「あかりの日」には、10月21日には”あかり”ってなんだろうと少しでも考えるといいのかもしれません。