航空原動機・宇宙推進講演会
お疲れ様です。開発を担当している森です。
3月6日、7日の二日間、岐阜市の長良川国際会議場で開催された、「航空原動機・宇宙推進講演会」に参加してきました。本講演会は、1934年に設立された日本航空学会を前身とする日本航空宇宙学会が主催しており、今回で59回目です。なお最近は隔年で、Asian Joint Conference on Propulsion and Power(AJCPP)といって、日本・韓国・中国の連合による講演会を開催しており、来年は韓国でAJCPPを予定しているようです(今回は日本単独開催の年)。
会場では、電気推進・先端推進、流体・伝熱技術、航空機用エンジン、化学ロケット、極超音速推進の各分野から、46件の企画講演、47件の一般講演がありました。また特別公演では次の2件の興味深いお話がありました。講師はいずれもJAXA宇宙科学研究所にご所属の先生で、野中聡准教授からは【再使用ロケット実験機(RV-X)による飛行実験について】、西山和孝准教授からは【マイクロ波放電型イオンエンジン ~「はやぶさ2」までの実績と今後の展開~】についてお話がありました。
こちらは会場となった長良川国際会議場です。1300年の歴史がある鵜飼で有名な長良川です。他には、織田信長、岐阜城、金華山、鮎などが観光のキーワードとなるでしょうか。
こちらは初日の夜に行われた懇親会の様子です。大学や企業の第一線でご活躍されている研究者や先生方ばかりです。今回初めての参加でしたので当然、面識がある方は誰一人いませんが、懇親会や、講演の休憩時間を利用して、名刺を交換していただいたり、その際に弊社のフライヤーをお渡しして業務内容を簡単にご説明させていただくなどして、ご挨拶させていただきました。
情報収集を目的とし、本講演会を聴講しましたが、正直なところ難しい内容ばかりでした。しかしながら、最先端の研究内容を知る機会は滅多にあることではなく、貴重な時間を過ごすことができたことは、とても有意義であったと思っています。
今後、本業界の発展に寄与できるような役割を果たせるよう、頑張りたいと思います。