技術情報
開発レポート

傾斜材の経過報告!

タングステン-モリブテン偏②

 

開発課の島田です。

昨年、異種金属材料の接合として、傾斜材について報告させて頂きましたが、その後の状況について報告いたします。

前回の報告では、傾斜材を使用して一定のサイズの接合体はできたのですが、加工して形状を整えるにはもっとサイズを大きく作製する必要があります。

ただ、単純にサイズを大きくすると、クラックが発生してしまいます。

MSP00001

 

そこで、材料や条件を再度調整すると、クラックが無く作製することができます。

MSP00002

 

さらに外径を加工し整えたものが以下になります。

MSP00003

 

また、今回の傾斜材ではタングステン-モリブテンの混合物を使用しております。SEMで確認するとタングステンとモリブテンが均一に分布しているのがわかります。

W-Mo傾斜材③

 

今後は形状の精度をさらに上げるのと、他の材料での接合も検討中です。

また、弊社では傾斜材以外の接合も対応可能ですので、接合でお困りでしたら、是非一度ご相談して下さい。新たな課題いつでもお待ちしています。

 

2018-02-21
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