「もちつき」を熱く語る2018 ~段取り、大事ですよね~
開発部の木村です。
新年明けましておめでとうございます。
お客様はじめ、協力会社および関係者の皆様、また、当ブログをご覧いただいている皆様、昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
皆様は、年末年始をゆっくりと過ごされましたか?
私は、我が家の年末の恒例行事となっている「もちつき」をやり、相変わらず慌ただしい暮れでした。
個人的な話で恐縮ですが、正月明け一発目のご挨拶もかね、その「もちつき」のことを書かせていただきたいと思います。
恒例のもちつきは、毎年、朝早くから始めて昼に終わらせるため、前日には、もち米を洗い、薪ストーブ、せいろ、杵、臼などを用意するところからスタートします。
この事前準備をやっておかないと、昼につきたての餅を食べられなくなるので、きっちりと済ませておく。
また、午後になってしまうと風も強くなりがちなので、年末の乾燥続くこの時期は、特に、火に注意を払う必要があり、昼には終わらせるようにしています。
例年では、姉家族も参加してのイベントなのですが、甥っ子の一人がインフルエンザにかかってしまったため、今年は、実家の両親と私の家族合わせて六人だけの餅つき。
男手の少ない中、一人で三臼分の餅をつくのは、案外ハードです。。。
はじめの一臼目、蒸かしたてのもち米で作る塩むすび。
これが、素材そのまま素朴で旨い、抜群に旨い、毎年旨い。
みんなが、これを狙って集まってくるこのタイミングで餅つきが開始。
蒸かしたもち米を臼に放り込み、杵を使ってこねる、こねる、なるべく杵にもち米がつかないように、水をつけながら更に、こねる、ひたすらこねる。
米粒の形が残ったままだと、杵でついた時に、粒が飛び散ってしまうだけでなく、部分的に粒の残ったもちになってしまう。
威勢よく杵でトントンつくことよりも、この前準備をしっかり時間をかけてやることが大事なのです。
今回は、体格の良くなった長男が、猫の手くらいにはなってくれて、予定どおり昼に無事終了。
ついた餅のほとんどは、のし餅に、そして、小さい鏡餅を作り、あとは、昼食に食べる様々な種類のもちへ。
子供の頃からの定番のあんこ、きなこ、大根おろしに加えて、数年前からは、黒ゴマ、納豆、海苔おかか、キムチが加わり、今年はみたらし餡を試作、そうやって種類が増えたり、無くなったり、みんなの好みに合わせて、つくる味も量も変化していきます。
食べながら、量が多過ぎるよ、あんこの甘さがちょうどよかった、もっとキムチを多くして、もう少しもちは固めの方がいい、次はうぐいす餡に挑戦などと、来年に向けての反省や楽しみをみんな好き勝手に言っています。
昼食後の片付けでは、事前に火の始末をしていた薪ストーブを分解して、杵、臼、のし棒、せいろを洗って干します。
次の日には、汚れがつかないようにして、来年、直ぐに使えるようにしまっておく。
結局、これもまた、次回のもちつきのための前準備となるのです。
「段取り八分~」とよく言いますが、もちつきも、仕事も事前準備、段取りが大事ですよね。
本当にそう思います。
そして、年末のもちつきを終え、年始に思うこと。
親子三代が集まって、共通の話題で盛り上がれる数少ないイベントとなっているこの伝統行事、少しずつ自分たちの好きな形に変えて、途切れることなく長続きしている。
それは単に、伝統行事だから続けているのではなく、自分たちでついた餅がみんな好きだから、一年無事に過ごせた締めくくりと感謝、面倒な手作業に対する達成感や希少の優越感、素直にその場の雰囲気が好きだから、みんな笑顔になれるから、理由は色々あります。
したい事、して楽しいこと、して喜ばれること、そんな前向きなことをプライベートでも仕事でも頑張っていくぞ2018年。
最後に、皆様の益々のご活躍をお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。