出張報告

カリフォルニア州LED規制!!

営業の大坂です。

 

11月26日から2週間、アメリカをまわってきました。訪問した州はカリフォルニア州、ユタ州、メイン州、フロリダ州で、照明のお客さん、X線管関連のお客さん、合わせて17社を訪問してきました。

 

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カリフォルニア初日の夕焼け。

 

アメリカはやはり広い。こう感じるのは、西から東へと移動するとき。今回は、ユタ州のソルトレイクシティ空港から、メイン州のボストン・ローガン空港へ移動したときです。

 

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これでも異常に雪が少ないそうです。

 

時差があるせいもありますが、朝にホテルを出たのが、朝の7時前、夜にホテルに着いたのが、夜の8時過ぎでした。

 

今回は、2週間の一人珍道中のレポートをするのではなく、カリフォルニアのお客さんに行ったときに、聞いた話が興味深かったので、紹介します。

 

カリフォルニア州エネルギー委員会が発表した、照明に関する省エネの項目(Title24)に、住宅で使用されるLEDは演色性が90を超えることが出来るものでなくてはならないとあるそうです。

 

確かに、チェックしてみると付加条項に下記のようにありました。

Appendix JA8 –Requirements for Residential Luminaires Using LED Light Source

  1. Shall be capable of poviding a minimum Color Rendering Index (CRI) of 90.

 

付加条項JA8 住宅で使用されるLEDを光源とする器具に対する必要条件

  1. 最低で90以上の演色性を供給できる能力があること。

このあたりが、英語の難しさで、「Shall be…」と言うのでは、絶対的に縛っているのではなく、「当然90以上が望ましい」と縛るのに限りなく近く指導(?)しているように聞こえます。

 

いずれにせよ、カリフォルニア州エネルギー委員会(CEC)は、演色性の最低値を90あたりにしたいようです。

 

今回、この話をしてくれたお客さんはランプの販売業者で、このような話をしてくれました。

 

「演色性を上げるには、蛍光体を使用するなど、それなりに技術とコストが伴い、誰もがやっているわけではない。現状で演色性が80前後のLED器具を大量に製造しているメーカーが、カリフォルニア州のためだけに、演色性が高い器具を新しく開発し、販売をするとは考えにくい。結局のところ、カリフォルニアの住人は、一部のメーカーが作る、価格の恐ろしく高いLED器具を買わなくてはならなくなる。」

 

アメリカはご存知のように、合衆国で、州が日本の国のような機能をもっています。LEDという新しい照明がアメリカ市場にも浸透し始めました。日本では自分の知る限り、効率でのみ規制をかけようとしています。演色性で規制をかけようとするカリフォルニア州の規制が何か不思議に感じたので、書いてみました。

 

 

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MID

 

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ハーバード

 

ボストンのお客さんのすぐそばにあったので、MITとHarvardに行ってきました。

おまけです。

 

2016-12-16
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